少々昔の事ではありますが・・・
素敵なご縁の話をさせてください。
平成元年【あさむつ保育園】時代、10月の運動会で『お手紙ください』のメッセージと子どもたちの育てたヒマワリの種を添えた記念風船を100個放ちました。風船は上空の風に運ばれて移動し、気圧と温度の影響で地上8000メートルあたりで破裂するといわれています。飛距離や方向は、その日の風向きや天候によって変化します。2週間ほどは音沙汰がありませんでしたが、第一便の返事が長野県から届きました。このことは、当時福井新聞に掲載されました。
長野県小布施町のりんご農園を経営されている方で、りんごの木の枝に引っかかっていたとのことです。その後数年間は信州リンゴを送っていただいたり、職員がりんご農園を訪れるなど交流が続きました。
あれから30年の月日がたち、農園も世代交代となり先方からご連絡があり、北陸新幹線を利用して来園頂きました。
園内をまわり子どもたちとのふれあいを喜んでいただいたり、園長や職員との対話を楽しんでいただいたりと、こちらとしてもとても素敵な時間を過ごすことができました。
地域のみならず、県境を越えたご縁に感謝をし今後も子どもたちの育ちや学びの種を丁寧に育てていけるような保育環境を整えていきたいと思います。






箱の外からでも、りんごの香りが広がります。
「あか~い」
「すっごくいい匂い」
子どもたちの気づきや声に耳を傾けながら、おいしくいただきたいと思います。